変な人とは誰だ?

秋葉原ホコ天再開に向けた動きが進んでいる。福島民友新聞社がそのための検討会のワンシーンを報じているが、それによると、町内会関係者から、「再開しても『変な人』の遊び場になるならやめた方がいい」という発言があったらしい。
「変な人」とはどんな人なのだろう?
天秤は法学部出身なので、「違法である人」のことは分かるが、「変な人」というのを判別する神経がない。だから、この発言の趣旨が不明なのだ。
もちろん、「公然とわいせつな行為をする方」や「人を著しくしゆう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような卑わいな言動をする方」は「違法な人」「違法である人」として天下の往来から放逐される。だからホコ天をやってもこういう「違法な人」はそこには居られないので、問題にする必要はない*1。となると、「合法だが変な人」ってのが存在するらしい。
ここで、「変な」とは、「あるはずもないことをする人」なのかな?と考える。すると天秤は本籍が経済官庁の人なので、ひょっとすると、目の前に金銭があるのに拾わないひとなのかな?と思ったりする。萌え〜な(死語)コスプレをすればコス代以上に儲かるのに、コスプレしないと言う人は「変な人」である。もちろん、それがオジサンであっても*2、カワイイ女の子であっても、それは同じことだ。
もちろん、ホコ天をすると日曜日の売上が15%上がると想定されるのに、それをしない人は、「変な人」である。
「変な人」を語るなら、「変である」ことの基準を明確に示さなければならない。
「おれが『変だ』と思えば、それは『変な人』なのだ」という考え方は通らない。それは独裁者の言説である。
で、「変な人」とはどんな人だ?



.

*1:正確には取締コストがかかるので、問題はある。ただ、それに文句をいうのは町内会の人ではなく、取締の責務を負った警察の人であろう。

*2:オジサンが萌え〜なコスプレして儲かるかどうかわからないが、仮に、という話なので。逆に言うと、儲かりもしないので、萌え〜なコスプレしているオジサンは変な人である(かもしれない)