幻想の価値というやつ

あー、話した話した。3時間も話した。面白かった。底知れぬ人だった。怖い。

さて、これは確信になっているので書いておこう。

 市場経済はそれぞれがそれぞれの持ち物をバーターするところが「肝」なのだということ。マルクスおじさんは、その水準が交換価値としての価格になると思ったようだが、そうは問屋が卸さない。「え?その値段でいいの。ウフッ」と「え?そんなにくれるの。オホっ」との交換の中で、ある価格を真ん中にして、ΔウフッとΔオホっの合計分は満足が生じている。心の中にある根拠のない幻想と価格の間にあるΔは、マルクスおじさんには見えなかった“価値量”だ。

経済は人間の所為だね、やっぱ。