2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧
僕は、国は日の丸オープンソース政策とは手を切るべきだと思っているので、そういう意味では肯定的に反応しました。けれど、手を切るにもやり方というものがある。 日中韓オープンソース会議とか、国家主義的色彩が強い、やりすぎな政策は確かにあるし、それ…
問題かどうかは、何年後かに出る成果を見てからにするべきだと思います。まさかIPA丸投げとかはしないでしょう。それに、事業の垂直立ち上げには一気呵成の投資も一つの作戦ですから、関係者も手間暇と心を砕いて仕事をすることを信じて、批判はその時までと…
毎度のネタ元で恐縮だが、スラドJで経済産業省の2007年度予算案についてのコメントが出ていた。内容は二つ。一つは「情報大航海にいきなり46億突っ込むのは問題」ということと、もう一つは「経済産業省はオープンソースを見放した」ということ。表現ぶりは…
今年のM−1は、チュートリアルが制覇した。見たけど、確かに面白い。ネタとしては、なんでもないことをとても重要なことに見立てて、なんでもないと思っているツッコミと重要なことだと思っているボケの間のズレを楽しむ*1というもので、ワンパターンではあ…
この問題は、ほんの2年前に「録画ネット裁判」として争われたものと基本的に同じ構造になっています。つまり、受信機と視聴者が遠隔であるような状態での視聴が私的複製の延長として許されるか、ということと、それを可能ならしめるサービスが合法であるか…
正午、授業前に・・・ もともと今日は更新しようと思っていたのだけど、( ̄ー ̄)ニヤリとしたので、急遽書き込み。
で、昨日北京から帰ったわけですが、あまりにも面白いものがいくつかあったので、掲載。 1.長尾理論 北京の本屋で見つけた一コマ。 最近、長尾理論というのがでている。長尾って、日本人かなぁ?(外国では有名だが、日本では無名という日本人はけっこうい…
第一回中国北京文化・創造産業博覧会のなかの、演出産業高峰論壇というものに出場するということで、北京に行ってきた。演出というのはこの場合ライブということなのだが、コンテンツのビジネスモデルを専門にしてますというのに、ライブの話に呼ばれたのは…
代アニこと、代々木アニメーション学院が民事再生法を申請した。 長いこと、アニメ業界の人材育成は専門学校に担われてきた。代アニはなかでも老舗で、なんてったって僕がまだアニメ雑誌なんか購読していた30年くらい前に、すでに派手派手しく広告を打ってい…
う〜ん、経済学からのアプローチをしているものとして、これは評価が難しいのねん。 著作権法の経済学的な側面から見た根本的な問題は、許諾権方式の是非にあります。許諾権方式が正当化されるのは、価格という条件を調整するための市場を設定するには必要だ…
みなさん誤解されているかもしれませんが、僕は、プロ知財派です。ええ、ええ、相当の事業者寄りです。よろしいですね?それを前提に言います。 海賊版、さらに言えばアップロード型流通の取り締まり非親告罪化は、論理的に間違いです。これはいかん。 こう…
著作権についていうと、権利保護イコール産業振興だという考えは、栗原潔さんではないが、早くやめて欲しい。それはもう大前提。 著作権法に書いてあるので議論の対象として適当かどうかわからないが、まず、著作権は神聖なる人権であるという議論を少し冷静…
腰を壊した。原稿がたまった。そんなわけで、心を入れ替えて再度始めたブログの更新が2週間以上も止まった。参った。でも、腰もよくなってきたし、喫緊の原稿も第一稿はあげたし、なにより書かないわけにはいかなくなったので、更新する。うへー。著作権に…