2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
なんでも、米国でデジタル権利章典を作ろうということが言われているんだそうだ。 へー。 西欧流の裁判システムってヤツには色々な慣習があって、すべてを「権利」から説明しなければならないというのはその一つである。権利があるから裁判に訴えられる。そ…
ガンズ・アンド・ローゼズの未発表曲をネットで流したヤツがFBIに逮捕された、とバラエティジャパンが報じている。もちろん理由は著作権法違反である。米国の著作権法なので複製権で対処しているかもしれないし、日本法だったら公表権違反なのだが、いずれに…
そんなアクトビラ方式を飲んでまでNTTはNGNを推し進めていく。その一つの理由が、膨らむ固定電話の赤字であることはいうまでもない。 実は、天秤はあるところでNTTの講演を最近聴く機会があった。そこで耳を疑う発表があった。NTTはNGN化にともない、古い回…
パナソニック*1がYoutube対応テレビを日本でも発売した。同様の商品を米国で発売した際に、その方針がかなり微妙なものであることは今年1月のエントリーでも書いたが、あぁ、やっちゃったのね。って感じだ。 片方を見れば、アクトビラ方式はITU-TでIPTVの国…
先日、とある方からはてなポイントをいただいた。嬉しいもので、励みになる。ありがとうございました。 さて、本題である。
秋葉原のホコ天再開に向けた動きが進んでいる。福島民友新聞社がそのための検討会のワンシーンを報じているが、それによると、町内会関係者から、「再開しても『変な人』の遊び場になるならやめた方がいい」という発言があったらしい。 「変な人」とはどんな…
詳しくは文化庁から議事録が公開されると思うのでそちらをご覧頂くとして、予告通り本日(27日)、コミケについて語ってきた。 天秤の主張の基本ラインは、<コミケは産業基盤の一部でもある/コミケでの二次創作は著作権フリーだけの素材では成立し得ない/二…
25日に報じられたことだが、総務省が著作権料を気にせず既存コンテンツの二次創作作品を使える空間作りを提唱しはじめたようだ。読売新聞などは、これを「サイバー特区」と呼んでいる。使えるコンテンツは著作権者が認めたものだということだから、つまり登…
組織を運営していくためには、一つの軸となる思想が必要である。それにはいくつかの考え方があろうが、「スジ」と「情」という二交代率でそれを大別することも可能だろう。 80年代以降、規制緩和や自由競争といったキーワードの中で日本が目指したものは「…
上のエントリーを書いた後、ウェブを見ていたら、こんな記事に出会った。 まさに愚将、ここに極まれり、である。 勝つために最善の手を打つのが指揮官の義務。「自分のやり方」に固執するのはそれに反する。 指揮官は数多くの戦略を日々学ばなければならない…
目が点ということでは、北京オリンピックの野球日本代表を率いる星野監督の采配にも目が点になった。 日本チームは予選リーグ4位でギリギリ決勝トーナメント出場という、お世辞にも好調とは言えない成績だった。中でも気になっていたのが、リリーフの岩瀬で…
平成の世にも汚職や賄賂は無くならないが、まさか箱に金子を入れて差し出すことが21世紀になっても行われていたとは!贈賄云々ということより、そのやり方に思わず目が点。
北京五輪で配布されたプレスキットの中の携帯ラジオ。五輪シールを剥がすと、そこにはなぜか小倉優子の写真が! はい、ここでAVILLAさん*1に天秤からお薦め。 ここは一つ、小倉優子に<北京オリンピック「裏」公式アイドル>*2という称号を名乗らせてはいか…
オーマイニュースが看板を下ろすとか。まぁそうだろうな。 オーマイニュースには少し想い出があって、2006年の秋、スタートアップ時に天秤の研究室が主催になってオーマイニュースを考えるイベントをやったことがある。その際に、すでにブログが一般化し、ま…
最近、いろんな方々と国会図書館に月イチで集まって、本の未来をあーでもない、こーでもないと話し合う機会がある。いまだに出版とは縁が深い*1。 出版産業の改革に関する天秤の立場は、再販制に反対なのではなく、本をすべて再版取扱にしようという出版社の…
来週、文化審議会で、コミケにおける二次創作活動と著作権保護期間延長との関係について10分プレゼンをすることになって、その準備に追われている。 コミケとのつきあいはすでに四半世紀を超えているが、あの頃と今とではコミケは大きく変わっている。ゲリラ…
親しい人からメールでお知らせがあったので調べてみると、8/17付けの日経新聞で「テレビ進化論」の一部が引用されていた。「このままでいくと、2013年にはネットの広告費がテレビの広告費を追い越す」。ってあーた、その前後に「今の傾向をそのままのばせば…
日経デジコアのオープンフォーラムに出てきた。テーマは「コンテンツ流通の新たな社会基盤整備へ向けて」ということで、著作権にかかわらず新しい「しくみ」を模索しようということだ。 この種のシンポジウムでは珍しく、西村あさひ法律事務所の岩倉弁護士(…
メディアミックスとか技術という点ではこの映画も要注意。 なんといっても、テレビゲーム由来のCG(ファイナルファンタジーとは違うよ!*1)でアニメとしてクローン大戦を描くという大技。これが本当に商業作品として成功するかどうか、これが見物である。 …
いうまでもなく、この夏の邦画最大のビッグプロジェクト。 情報のリリースの仕方、情報の見せ方、どれをとってもメディアミックスの教科書のよう。見るところ、20世紀少年のコミックのファンをターゲットにした、絞った展開を考えているようである。 この作…
ポ〜ニョ ポ〜ニョ ポニョ さかなの子〜♪ ってわけで、とりあえずこの夏の主題歌商戦では間違いなく一位の作品である*1。息子も歌っているし、札幌では僕まで学生と絶叫した。 で、作品についてはいろんな人が書いているからノーコメント。 ただ、この作品で…
この画像処理、見事なんですよね。「下妻物語」も撮った中島哲也さんの作品という風に見れば、なるほどということになる。だが、この色彩、「下妻」もそうだが、「チャーリーとチョコレート工場」とか、前述の「スピードレーサー」がどうしても思い出されて…
この作品は5月に台湾で見てしまったので、今さらではあるのだが、とにかくスタッフ(というかウォシャウスキー兄弟?)の原作への愛が溢れている作品だ。とにかく映像が印象的で、アニメの実写化の手法として一つの地平を開いた感もある。けれど、まぁ天秤…
天秤の館には別棟に作品部があって、いろんな作品を見ている。夏と言えばライダー映画なのだが、響鬼や電王は見る気もしないので、毎年というわけではない。今年は、もちろんキバだから、見に行くわけなのだけれど、さらに今年は映画に見るべき作品が多い。 …
世界コスプレサミット2008が開催された。思い出すのが2005年に愛知万博でやった時の回だが、って、名古屋日帰りで行ってたからなんだけど。まぁ今年も加藤夏希が小野寺五典外務副大臣を表敬したそうだ*1。なんだか、まぁ順調にご発展の由で、嬉しい限りだ。 …
赤塚不二夫先生がお亡くなりになられた。残念なことだ。 人が世を去るのは、胸が痛いことだ。近しい人であればもちろん、そうでなくても。
ビッグサイトでエスカレーター逆転。このニュースは様々なところで報じられたが、さすがにNHKはイベント名を言っていなかった。案の定、ワンフェスである。 ちらちらと2NNを見ると、「主催者が最悪だからあの事故起きた」という書き込みもあるようだが、もち…
明日から九大で夏期集中講座の講師をやるので、今準備中。 リーダーシップってヤツはよく分からないが、何かの足しになればと思い、実際にあったことを喋ろうと思う。どうなることやら。
イベントの醍醐味は夜にあり、それはiSummitも同じだろう。シンポジウム参加者が夜集まって、ウダウダといろんな話を1時過ぎまでやってました*1。 その中で気になったことがある。 僕は、ユーザにコンテンツの利用を、特に二次創作までを含めて原則開放しな…
iSummit2008に参加してきました。「自由文化と著作権政策」ということで、ブリッジング法制である二階建ての話をしてきたのだけど、そんなことは今日はどうでもよい。ものすごく印象に残っているのは、田村先生の「フェアユースとは、著作権制度の調整を、(…