スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

http://img.eiga.com/images/movie/53689/medium.jpgやっぱり見てしまったんだが、見て良かった。
まず、配給がフォックスじゃない!とか細かいことはさておき、なによりきちんと映画になっていたことにビックリ。肝心のアニメの出来なのだが、人間型生物の顔以外にはさほどの違和感は感じなかった。特に戦闘シーンや惑星の景色の描写などは、本来のスター・ウォーズシリーズと遜色ない。
そう、そこに一つの気づきがある。
私たちは実写とアニメという区分をごく自然に了承している。それは動画の世界に於ける、記録するものと、記述するものとの大きな壁を意味している。CGの進化は、記述するもの=アニメで記録するもの=実写の一部を置き換えることでその垣根を低くしていた。くらいのものだろうと思っていた。
いやいや、そんなものではない。私たちは、すでにスター・ウォーズシリーズで、アニメが画面全体の半分以上を占める不思議な現実に慣らされていたのだ。もはや「実写」映画なんて存在しない。そのことを、スター・ウォーズ/クローン・ウォーズは教えてくれる。
映画は、すでにARの時代に突入していたのだ。そう実感した。