2ちゃんねるが外国企業に譲渡されたこと


 ひろゆきが、ブログで2ちゃんねるをパケット・モンスター社に譲渡したと発表したことが話題になっている。
 一部で指摘されているように、天秤はこれをひろゆきらしいネタだと思っている。だいたい、パケット・モンスターってなんやねん(笑)。
 これについて、「2ちゃんねる、“言論の自由なき日本”を見捨てた?」(産経新聞)という、便乗したのか、マジでつられたのかわからない報道まで登場している有様だ。ひろゆきGJというところか。
 ひろゆきの真意*1はさておき、ただひとつ明らかなことは、これで2ちゃんねるをめぐる問題の、とりわけ法的な側面には、これまで以上に国際法*2・国際私法的な要素が入ることにはなった。面倒くさいことだが、これがネットというものだ。
 一国法体系で問題が解決することなど、現代にはほとんどない、ということを肝に銘じておくしかないね。
 ・・・もちろん、これに、所詮は法が社会の問題解決にまじめにどれほど役に立てるかそのものが問題なので、それほど気難しく考えることはないよ、と付け加えておくのもまた大事なバランス感だと思う。という天秤的なコメント。



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*1:当たり前だが、それをひろゆきに聞いてもまともな答えは返らない。それはひろゆきのキャラではない。だいいち、そんなにまじめに取り合うことが、リテラシーの低い行為だと思うが、いかがだろうか?

*2:ここでは国際公法という意味で使っている。国際刑事法制もこっちにいれるか?