ビデオリサーチが視聴率測定の新技術を開発したらしい

 いわゆる視聴率が実際の番組視聴数を全く捉えられていないことは現時点でのテレビ産業のアキレス腱なのだけど、その視聴率の今や日本ただ一つの測定機関であるビデオリサーチがDVRはもとよりネット視聴だってワンセグだって捕捉できちゃう視聴率測定の新技術を開発したらしい。はっきり言って、遅い。
 ネットやその他の視聴方法を統合した複合視聴率は、当然すでにできていないと行けない話なのであって、2009年にもなってする話ではない。おそらくはテレビ広告収入が明らかに落ち始めたところで投入されただけで、技術自体はすでに開発済みであったのだろう。でも、それでも遅い。
 第一、これで広告費全体が増えるわけではない。せいぜいが下落を少し下支えするくらいのものだ。
 今となっては、それ以上の策、つまり広告費収入以上の収入を考えなくてはならないタイミングだというのに。プンプン。