仮面ライダーDCDの詐欺っぷり〜或いはDCDの「見方」

 なんだかんだいって仮面ライダーDCDを見ているのだが、いまさらだけど気がついたことがある。DCDに出てくる他のライダーは、単なる着ぐるみと設定の利用であって、もともとの各ライダーと思ってしまってはいかんのだな。うん、相当納得した。
 だけど、そうなるとDCDが他のライダーと戦って・・・というのは、文字通り読んでしまうとほとんど詐欺である。正確には、DCDが他のライダーの着ぐるみと名前と設定を流用した異世界ライダーと戦って、というくらいに読まなくてはならないのだな。あーめんどくさい。
 そもそもそりゃそうかもしれない*1が、まぁそうなのね(−_−)

 でも前回から思っているんだけどDCD版クウガになる小野寺ユウスケ役の村井良大はなかなか演技がよい。おまけに、よほど写真写りが悪いのか、動画で見るとしわだらけの写真と違うスッとした顔に見える。主人公とヒロインのヘボ演技を救ってくれる、よい脇固めだと思う。





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*1:コンテンツの意味は文脈など背景諸条件に依存するというのは、言語論、コミュニケーション論から見れば当然ちんのチンなのである。そりゃそうだけど、それをなるべくシンクロさせたり、あまり不安定な背景条件からはそもそも切り離して設計したりして、過度の変質を避けるようにするのがコンテンツビジネスとしての誠意というか、基本だと思うんだけど・・・。まぁ、DCDは開き直りの産物だしねぇ・・・。