アイドルは長安街を駆け抜けるか？
えー、今、アイドル産業論をとあるところで書いていて、煮詰まってます。
そんななか、奥さんといろいろ話をしていて、
やはり、そろそろ中国はアイドルブームが来るのではないか！と。
あっしの読みによれば、
- ひ弱な自意識が、革命（70年安保）失敗による転向や先験的挫折を生む。これによって中産階級意識が高まるとともに、上昇期待が否定されるので、超自我と同じ位置にいる美人が、それを目の前にするとまぶしくて（自分は絶対そこに行けない）無意識に視界から外される（行けないくらいなら見えないことにしてやる）。美人が否定されることで、消費者に安心感（あー目がつぶれない）と共感（同じだぁ）と、時として、優越感を与える（釣り合いからして俺の方がいいかも♪）可愛い子ちゃんが市場に供給される。
- 経済発展が少量多品種生産/消費を可能にする条件を実現する。同時に、先進国化によって共同体の物語が終了するが、自意識が弱いのであたらしい物語を作りえず、大きな物語から小さな物語と記号消費へと移行する。たくさん供給される可愛い子ちゃんが記号として次から次へと崇めるゲームの生け贄として消費される。
これを公式的に使うと…
70年安保＝天安門事件
55年体制受け入れによる発展＝共産党体制受け入れによる発展
ということで、中国も可愛い子ちゃん、アイドルが流行るか、と。
