デジタル三題噺(になってない。と予め)

今日は「デジタル三題噺」

  1. デジタルシネマ、わーい:昔<ふぁんろ〜ど>*1で「見たいもの見せましょう」というコーナーがありました。それにヒントを得て、「見たい映画、見せましょう」というコンセプトで「みんなのムービー」ってやってて、デジタルプロジェクタに足を突っ込んでます。やはりこの分野では日本はハードも、映画業界も(欧米に比べると)地道に結構進んでいる、という感じですね。技術ベースも収斂されてきたし、規格化もボチボチできそうで、これでようやくデジタル映画にも一本スジが通る*2か、と思ってます。技術はええから、後は映画そのものが面白くなってくれることやな。
  2. フラッシュアニメは結構ええのう…:フラッシュアニメもきちんと頑張ればいい感じのものができる、と思い知らされました。<同人アニメ>って、フラッシュ使ってできそうだな、とマジ思いました。<同人アニメ>製作用に、レタスみたいな低価格パッケージ作ってコミケで売ったりせんかいな?*3やっぱ、新しいものはエロからです。同人エロアニメ、いいですね。ロマンポルノのように、そこにクリエイタの心意気詰め込んでもらえれば、エロでもぜんぜんOKです*4新海誠さんはすごいと思うけど、あれだけのコスト(時間とか、仕事とか)かけさせちゃいけませんやね。でも、普及に一枚かもうという気になりました。マジで。
  3. ジャパンデジタルコンテンツのアイドル(写真集)ファンド:デジタルって、デジタルじゃないやん…って感じのネタで恐縮。IT@RIETIなんかを見て頂いている人はお気づきかもしれませんが、自分が最近一番心配しているのは、人は「お金」と「気持ち」をきちんと結びつけられるか?です。産業とコンテンツ、イメージの関係を煽った自分が言うのもなんですがね。<「お金」は「気持ち」を表すものだ>というのははっきり言って資本主義システムと自立願望との間に生まれるフィクション*5に過ぎないんですけど、そうでも思わないと、お金を払うことで主観的満足を過度に減少させるんで、うまくない。で、馬もそうですが、サポーターの喜びというのがありまして、アイドルもそんなところがありますわな。で、それを形にしたのがアイドルファンド。で、それをこのフィクションに沿って理解して欲しいなってことです。だから、「所詮は金集めやんけ!ごるぁ」とか言わんで、暖かい気持ちで見てあげて欲しいなと思うんですよ。うまくいって欲しいんですよね、いい形で。

 

*1:発売元のらぽーとがついにあぼーんになってしまったと風の便りに聞きました。昔、Kさんにはお世話になり、当時は非公開のげげぼツアーに連れて行ってもらった結果海賊版マニアになり、それで今は政府の海賊版対策担当としてメシが食えてることを考えると、足を向けて寝られません。再起を願ってます。頑張ってください!

*2:デジタル映画マンセーとは言わない。けど、「映画はフィルムだから、フィルムが生き残るためにデジタル普及反対!」というのは筋違いかと思う

*3:さすがにこれに国費は使えないんで、マクロメディアさんの心意気に期待したいんですが…

*4:裏返せば、気合いの入ってない、<ほれほれかわいこちゃんの裸じゃ、べろ〜ん>という感じのエロは認めません

*5:「象徴的秩序」ということ