反転は近い

年が明けた。

 日本の歴史はその閉鎖性故に、2つの波の交互の表面化を経験してきた。波が交互に現れるのは世代間継受のせいで、10代の感受性が強い時期の影響をその時のモードを作り出す30代から受けるため生じる。この波は約10年の幅を持ち、全体周期が20年になるので、結局A波(40年代→60年代→80年代→2000年代)とB波(30年代→50年代→70年代→90年代)になる。B波は去り、A波の時代が来ようとしている。

 いくつかの事象は、記号消費から物語消費への反転を指し示し、それを支持する環境条件も整いつつある。90年代にすでに始まっていた記号消費のモード遷移が分裂しつつも再反転する時が来たようだ。解体の臨界点は近い。

 おそらくは2005年末から始まるだろう“祭り”を準備するために

 今年から、私は自らが踊る方にまわるわけだが、もしこれからの仕事がその“祭り”への誘いとなれば、望外の幸せなのだが。いや、そうなるように、私は踊ろう。

 今年は、そうとう頑張らなければネ。