コミケにでたのですが

 宣言通り、“六角商事”の名でコミケに出ました。コミケ参加は20年選手(途中15年ブランク有り)ですが、ブース出店は初めてです。正直、売れるかどうか心配でした。

 結果はまずまずで、持ち込んだ数の7割程度は売ることができました。これまでの論文を集めて突貫で作ったもの*1だったので、それにしてはよかったと思っています。今度は予定通りみんなで作れるといいのだけれど。

 明日のMROでの朝コメンテータネタではあるのですが、日本のコンテンツマーケットというのは、コミケを一つのモデルとすべきではないかと思っているのです。正直言って、主催者がいくら空回りしてもそれでどうできるものでもないでしょう。無構造の中で生まれうる秩序*2を我がものにするための戦略というのはあると思います。

 そのためには、「みんなが思っていたけど誰もしなかったこと」を推し進める必要があると思います。これが重要です。「誰も思ってないこと」でもダメ、「誰かがやっていること」でもダメなのです。つまりは、日本のコンテンツマーケット戦略を担うのは、「非凡の人」ではなく、「へたれ」でもなく、ただ「勇気ある凡人」だということですね。う〜ん、こう考えると元気が出てきたなぁ。

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*1:自分が(c)を持っているものだけで作ったものです。輸入権の話が初めて言葉になった紙でもあります。でも、あの段階ではやろうと思っていたし、業界が値段を下げるという話も入っていたので、抑制的な内容がないんですよね。まずいなぁ。

*2:単なる自然発生ではなく、これはコミケット準備委員会の皆さんのご苦労のおかげです、感謝します。