日々是雑感

 中国、韓国の反日運動に対する中産階級カウンターテロは続く。
 今回の反日運動を巡るテロ*1合戦の特徴はネット上での衝突にあり、そこでは2ちゃんねらーという日本の優秀な「民兵」(皮肉です。皮肉とわからない人がこれを読んで真剣に激怒されるといやなので、かっこわるいけど指摘しておきますが)の特筆すべき活躍があります。が、ついに出ました。バーチャル空間ではなく、リアルのカウンターテロです。
 今度は、日本の「おばちゃん」という強力な「民兵」が「反日運動無視!」という強烈な示威行動をなんと敵地で展開しました。う〜む、すばらしい。「煽りには無視を」という2ちゃんねるで培われた<良好な議論を積み重ねるためのノウ・ハウ>は電子掲示板以外のメディアにも妥当する一般則だとは思っていたが、おそらく2ちゃんなぞ見とらんだろうおばちゃんが同様の行動をするとは!
 大体、こう安定した国情において、こんなことはある種の「大衆娯楽」の一つなのだ。誤解をおそれずにいうなら、「ローマにおいて、戦争とは、『帝国の資源の確保』以上に、『帝国臣民のためのサーカスの出し物の一つ』だったのだ」ということだろうか。成熟した大衆は、それが所詮は「サーカス」であることを知っていなくてはならない。だからこそ、そこから真の憎しみが起きて、隣人の生命や財産が損なわれるようなことは避けるべきだと言うことを知っていなくてはならない。

 と思っている。



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*1:ここでは、「暴力行為あるいはその脅威によって、敵対者を威嚇(いかく)すること」という定義を使っており、その主体が国家か特定の団体(企業?政党?)か、市民かなどには無差別という考え方に立つ。