日々是雑感

 ここ数年「コンテンツ産業政策屋」なので、それ以外のことは疎くなってるかもしれない。個人的には、国家論や国際政治を語っていた学生時代くらいの視点に帰らなくてはならないかも、と思っている。そんなこんなに繋がる出来事がいくつかあった数日間。

話題、1。米軍と契約している民間警備会社社員・斉藤さんがイラクでアンサール・スンナ(スンナの友)軍に拘束された。と聞いて、え?傭兵?と思ったら、本当に傭兵だった(軍隊は国しかもたない、というなら、元傭兵)。傭兵の安否まで確保しろといわれたら、外務省も大変だよなぁ・・・。自国民の安全確保のための軍事行動は、戦争の禁止の裏返しである、戦争開始の正統理由に認められるか。これは79年のテヘラン人質事件以来の重要問題なのだけど、とにかく戦争しませ〜んと言っている日本、他国軍や他国の民間企業軍に参加している日本人の安全確保まで自衛隊出せ!といわれたら、とにかく戦争しま〜すということになりますね。これはつらい。
 そうこうしていると、斉藤さんのご家族が記者会見をおこない、自己責任で行っているので政府に迷惑かけてすいませんということを表明なさった。これはとても理性的だと思う。外務省は胸をなで下ろしているに違いない。
 それにしても、以前のイラク人質3人事件の方々と比べたら・・・

今日は話題はひとつだけ。


.