日々是雑感

 東証が落ち着きを取り戻している。年末の北陸放送でも、「景気は絶好調。ただ、金融経済の膨張に見合った実体経済の成長を実現できるかが鍵。偽装問題のように、本来旺盛な需要に冷水を浴びせるような事件をいかにうまく処理できるかが鍵だ」と言いはなっていただけに、ここで腰折れはちょっとしんどい。あーよかった。
 というわけで、話題なのだが。



話題、1。ライブドア問題の解説で、山崎元さんが出ていた。UFJ*1だと思っていたら、「楽天証券経済研究所」。ライブドアの論評を楽天がするんかい!と突っ込みを入れたくなる光景であった。



話題、2。続々とIntel Macのレポートが発表されている。関心事項は、WinXPiMac(Intel)に載せるテクニックなんかのようだ。そうかぁ、あのハードのデザインでMacを買った人が少なからずいるということなんだな。少なくとも、僕はWinのUIは嫌いなので、VirtualPC*2が出るまで、Intel版は買わないつもり。僕はOSXのUIは、まだWinよりはよいからMac買っているんで。



話題、3。/.Jが、台湾国会が反MS決議したことを報じている。それはよいとして、気になるのはそのカキコのなかでのオープンソースの文脈。僕の周りでもオープンソースはMSとWinの対抗馬、的な文脈で語られることが結構あるのです。でも、それは結構大きな間違いで、オープンソースはプログラムの開発インセンティブモデルに関する問題で*3、うまい具合に中間をとろうとしたMacOSX on Darwinのようなモデルもあるわけですよね。逆に言えば、それこそLinuxがコンシューマOSとして今ひとつ普及しない理由でもあるわけで、それは少しミスリードですよね。MS対抗なら、ファイル形式をオープンにした上で、普通にベンダー間競争させればいいわけで、別にオープンソースとは関係しないわな。正しいことを言ってほしいなぁ、って。政策立案とかの過程で、過程主義に過度によった議論は、政策の失敗をもたらすと思うので、個人的にはんたーい。



話題、4。昨日のQさまを見ていて、アンタッチャブル根本はるみ小阪由佳の演技力にほとほと感心した。厳寒の蔵王で、三つの温泉にはいるが、そのうち一つは水温6度*4のニセ温泉ということで、出演者の反応からどれが冷水温泉かを見極めるというゲーム。いや、すばらしい演技力でした。特に小阪由佳!若いのに、たいした根性だ。いや、立派!




 世の中は新陳代謝が重要なのだな、という思いに至る昨今。言うだけじゃなくて、なにかしなくちゃだわ。ロートルを倒すか、自分が引くか。さて、どっち?

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*1:あ、今は東京三菱UFJなのですね。再合併にもかかわらず、「東京」の名前は残った。在りし日の太陽神戸銀行に思いをはせつつ、ちょっと感慨深い。三菱Gが慎み深いのか、東京銀行の存在感が強いのか。いずれにせよ、僕はこういう措置は好きである。

*2:前回からの繰り返しだけど、もう「Virtual」でもないだろう。「Win with MacOSX」とか、「PC on MacOSX」とか名前変えた方がよいよね、と思う。

*3:プログラムに限らず、クトゥルー神話とか、コンテンツ一般にいえることでもあるのだけど

*4:余談だが、気温が−7度でどうして水温が6度なんだろう?水の物理的特性からすると、0度とか4度というのはなんとなしに納得できるが、6度というのはよくわからん。