自分は恵まれているな、と思ったこと

会うべき友に、会うべき時に、会う。今、会えるということが恵まれているということ。その友がいるということが、また恵まれているということだ。


 さて、総務省SNSを作ったそうな。あ、それいいですね。
 経済産業省の電子ベースコミュニケーションシステムは、僕が見るかぎりお世辞にも使いやすいとはいえないが、その原因は3点に集約されると思う。一つ、サーバ側のメールボックスが小さすぎ、それでいてダウンロード型システムは標準的には設定されていないので、一覧性が低いということ。一つ、一覧性が高くても、検索能力が弱いので、目的のメールや情報にヒットしないということ。一つ、自分がよくコミュニケートしている相手を抽出する機能が弱く、アドレス帳は操作性が悪いということ。
 SNSってことは、少なくともサーバ側では十分メールボックスもってくれるんだろう*1し、アドレス帳的な機能は十分担保されるだろうから、検索機能以外は改善しそうだ。改善してくれ〜。電子政府なんて立派なことはそれでいい*2から、他人の頭のハエを追う前に、自分の日々の業務環境を改善してくれ〜。


 と叫びたくなるような原因になっているのが、多分、昨今の情報流出問題。
 よろしくないですね。何がよろしくないといって、winnyのせいにされているのがよろしくない。
 47さんも発言されています*3が、winnyのせいではないのよ、winnyの使い方なのよ、というのは、多分正しいのではないでしょうか*4。自己責任ということばが重くのしかかるわけです。僕は、そもそも天地の下で私たちは自己責任で生きている、という感覚から出発することにしているのですが、皆さんはどうお考えですか?天地は別に僕を生かす義務も責任もないので、まずはとにかく、僕は生きていかなくちゃいけないし、不利益なことが起きそうなら防御/対抗するか、逃げるかしかしなくちゃいけないし。人が集まっても所詮そのことは変わらないと思っているのですが、どうでしょうか?
 そんなわけで、私たちは私物のPCも使えなくなり、果ては自分の好きなソフトもインストールできなくなり・・・って、それならPCじゃなくてもいいじゃん!*5というわけで、時代は情報家電とかシンクライアントに行く*6、はず、なんですが・・・。ならない?かな?あれ?


 さてさて、もうじき今年度も過ぎていきますね。
 4月に向けて、いろいろ考えんと。考えるべきことが大杉。



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*1:ひょっとして、SNSアドレス間のメール機能なかったらゴメンなさい。で、ダウンロード型システムで、メーラーと連携したシステムになってたら、予想以上で素晴らしー。

*2:否定しているわけじゃない、否定しているわけじゃないんだよ。

*3:あ、スラドJによれば、もう情報管理システムも開発され、特許とっていらっしゃる。それは重畳。すばらしい。

*4:まぁ、ご自分で自責の念にかられるのは勝手ですが。自分の発明が悪用されて、それを我がことのように悩んで、儲けたお金で罪滅ぼしをしようと思ったノーベルさんとか、いきなり平和活動に邁進し始めたアインシュタイン始め原爆関係者とかいらっしゃいますし。

*5:僕は一貫して、PCとは「如何なるソフトウェアも、誰の管理も受けることなくインストールし、実行できる、いわば『裸の』コンピュータで、個人が保有できるレベルのもの」と定義しています。

*6:つまり、サーバソリューションが中心になり、目の前のPCの位置にあるのはインテリジェント・ディスプレイに過ぎなくなる。