谷山浩子さんメジャープロジェクト参加を喜ぶ

masays2006-10-24

 ごく一部ではよく知られているが、私は谷山浩子さんの25年来のファンである*1。好きなアーティストを挙げろと言われたら一、二に挙げるくらいのファンである。もう15年くらい以前、ファンクラブのイベントでいただいた天文学の絵本は、今でも大切に持っている。


 谷山浩子さんと言えば、ヤマハと日本が世界に誇る、マイナー=メジャー*2なアーティストである。幻想的な作風においては、他の追随を許さない。歌詞や世界観もさることながら、彼女の声は絶品である。僕に、レコードというのは所詮現実のある部分を切り取って固定化するだまし絵のようなものだと教えてくれたのは、レコードではとらえきれないほどの透明感を持った美声に出会った谷山さんのライブであった。


 先日、彼女の新譜「テルーと猫とベートーヴェン」を購入したら、どこかで聞いたような歌が流れてきた。あれれ?宮崎(子)の「ゲド戦記」のCMで何度も流れたあの歌やんけ?!そう、あの「こ〜ころをなににたとえよ〜う」ってヤツは、谷山浩子さんの作曲なのであった。
 谷山浩子さん、メジャー作品への大メジャー楽曲提供、おめでとうございます!また宮崎(今度は息子だけど)ですか(=^o^)ノ*3
 思えば、これだけ繰り返し(日本が誇るべき谷山ボイスではないとしても)谷山ソングがテレビに流れたのは、「風邪に慣れ」「風になれ」以来ではないでしょうか。谷山ファンとしては、真に悦ばしい。
 気になったので検索などしちゃいましたが、作品には賛否両論*4なコメントがある中、映画主題歌でもある「テルーの唄」については圧倒的に賛辞の方が多い。さすが、みなさまわかっていらっしゃる。拍手、拍手〜♪であります。


 
 谷山さんがまた一つメジャーダムに近づいたことは、大きな前進である。
 そして、僕がきちんとファンクラブに入ったこと*5も、小さな、でもとりあえず、前進である。




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*1:あんまり本文で書きたくないネタだが、谷山さんのオールナイトニッポン第一回放送時の玄関少年の一人でもある。って、3人しかいなかったが(笑)

*2:特定のマイナーなカテゴリーの中ではメジャーということである。経済学上、これはとても強い。逆に、メジャー=マイナー、つまり非常にポピュラーな場所で活躍するマイナーな人材、というのはとても活動が不安定である、

*3:谷山さんは、宮崎駿監督の名作「未来少年コナン」にも映画版の主題歌「愛をもう一度」「なつかしい朝」を提供されています。この時も歌手は谷山さんご自身ではなく、日本の名ボーカリスト研ナオコさんでしたが。

*4:というか、否定的な意見の方が圧倒的に多い。

*5:あまり嬉しかったので、長く退会していたファンクラブに再入会しちゃいました。