44年ぶりと52年ぶり

日本シリーズが終わり、北海道日本ハムファイターズプロ野球2006年度日本一の座に着いた。SHINJO選手にとっては正に有終の美であるし、北海道にとっては初めての優勝旗であるし*1、確かに意義深いことは意義深い。44年ぶりに、東映フライヤーズ*2といっていた時以来の優勝だと報じられている。そうか、そうか。


しかし、私は中日ファンである。
多くは語らぬが、中日だって52年ぶりの優勝がかかったシリーズだったのだ。このヤロー!別に自分が野球をやっているわけではなくて、単なるファンだからこんなことをいう資格はないのかもしれんが、口惜しい。テレビを見ながら、絶叫しちまった。今日はウン十年ぶりで高校の同期と一緒に美味しいものをつまみながらよい酒を飲んでいたのだが、いや、この結果は残念無念。


確かに残念ではあるが、落合博満監督はよくやってくれた。
野球マニアではないので、監督技術としてはツッコミどころがいろいろあるかもしれない。しかし、「選手に、チームのために野球しろと一度も言ったことはない」と信頼感に根ざした見事な個人主義を貫き、3年で2回のリーグ優勝という実績をあげたことは、私としては予想外の驚きである。チームに大枚はたいた増強や、無理な有力選手放出を強いたこともなく、である。チームを引き受け、淡々と指揮し、優勝させる。仕事人である。選手としては素晴らしかったが、その個人主義ゆえ、監督としてはどれほどのものかと思っていたが、いやはや、この仕事ぶり、3年の実績ではあるが、名監督と呼んで差し支えないと思う。落合、すごいぞ。


再起を期そう。来年からセ・リーグにもプレーオフが導入されることだし、レギュラーシリーズから日本シリーズの間のラグもなくなれば、条件も変わる。今年は、いいシリーズをありがとう。また、来年、いいゲームを頼む。私は、心の底から、落合ドラゴンズの日本一と、落合博満監督の日本一の胴上げを見たくなった。


.

*1:3年前には初めての甲子園優勝旗が北海道にもたらされている。北海道って、野球づいているよね。

*2:フライヤーズというと、どうしてもスカイヤーズ5を思い出すのである。年だということ以上に、語感以外は似てないと思うんだが・・・工エエェェ(´д`)ェェエエ工