マンガの実写化はきっついよねー
実写版「ドラゴンボール」がとんでもないことになっているようです。詳しくは「痛いニュース(ノ∀`)」の記事を見てもらうのがよいのですが、要はキャストオーディション用の説明ペーパーが外に漏れて、それがドラゴンボールの設定とあまりに違っていて、ファンの人が騒いでいると。特に象徴的なのは、悟空が「・・・学校では目立たない」という行で、ファンは「どこの悟空が学校に行ってるんだ」と怒っているわけですね。
確かにトンでもですが。
でも、こうした原作無視のトンでも実写化というのは米国の専売特許でも、今に始まったことでもありません。僕の経験上、実写化が原作に忠実という意味でキチンとされる確率は多く見積もっても30%以下。ドラゴンボールは、僕はマニアな人ではないので静観の構えですが、僕だってそれ以前にも涙をこらえた夜もありました。
「八神くんの家庭の事情」はひどかった。「高校生の主人公、その妹にすら見えそうなスーパー若作りお母さん」がどうして夏木マリになるんだ!*1*2
最近では、「山田太郎ものがたり」もつらかった。ヒロインは山田よし子だろう!確かに見ようによっては高校生と小学5年生のカップルは反社会的かもしれないが、それがこのマンガのテイストなんだよ。勝手にいつのまにか消えてしまったような同級生をヒロインにするなよ!*3
・・・普通の現代ドラマでもこれです。設定の苦労がカネの苦労になるSFものの場合は推して知るべしではあります。
まぁこんなことは碩学の諸兄にはいわずもがなですが、あのお星様になったいくつもの映画達を思い出します。「ゴジラ」*4、「北斗の拳」*5、「ストリートファイター」*6、「マリオブラザーズ」*7・・・。合掌(チ〜ン)
達観することを覚えるのも前進です。最後は諦めて、ネオは悟空だと必死に見立てて、代わりにマトリックス・レヴォリューションを見ることにしましょう。その方がまだましだ。
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*1:この作品では、ヒロイン=五十里さん役が持田真樹だったわけですが、どう見ても持田真樹をお母さん=八神野美にするのがあの場合正解でした。それにしても、あのプロデューサ何考えてたんだろう?って、これを書くに当たってwikipediaを見てみたら、「原作ファンの間ではその存在は半ば無かった事になっている」。あー、納得ぅー。
*2:美しい方です。でも、たとえ10年も前とはいえ、高校生には見えません。
*3:これも「原作ファンの間ではその存在は半ば無かった事になっ」たりしないだろうか?
*5:なぜかヒロインは鷲尾いさ子。ちなみに、北斗の拳のワールドワイドトンでもぶりは、a black leaf ブログに詳しいです。いやぁ、笑える。
*6:ジャン・クロード・ヴァン・ダムが出ています。こんなのに・・・