バイタリティだぜ男はGO!

日曜日には電話で「状況もわかりません。3〜4週間かかります」と言われていたメインマシンのiMacG5がなぜか昨日、我が家に帰ってきた。よくわからん話だ。
ま、それはさておき。



なんといっても、今日はわが中日ドラゴンズ日本シリーズ制覇が最大の事件であることはいうまでもない。53年ぶり。う、生まれる前の話じゃのう。それにしても、MVPのノリというのは泣かせる話だ。コメントも泣かせる。この優勝はすばらしい。また、この最終戦ダルビッシュもすごかった。通常なら日ハムに勝たれていてもしょうがない。ただ、山井、岩瀬の出来があれではもはやなんとも。この出来同士のぶつかり合い、これが日本シリーズクオリティ。
しかし、まぁ制度は制度なのでとやかく言ってもしょうがないが、リーグ優勝しないで日本シリーズ優勝するというのも残尿感が残る話だ。まぁそこらへんは来年に持ち越しだろうか。
落合監督は、昨日「もし勝ったら、一日だけ優勝を噛みしめさせてください」と語っていた。噛みしめてくれ。勝利の味だ。


で、昨日は久々に「オフ」デーにして、仮面ライダー THE NEXTを見てきた。
あー。うー。本来なら70点の出来なのだが、40点としておこう。この差違は何かといえば、エンドロールの後に出てきたパチンコの台のシーンだ。その機能自体はよくわかる。しかし、唐突で無意味なパチンコの描写は、違和感を通り越して不快感を与える。「THE NEXT」はパチンコ・仮面ライダーを出しているKYORAKUが大きく支援しているから、どこかでパチンコを出したいという気持ちはわかる。しかし、こんな江戸城の大手門にロンドン橋を架けるようなやり方なら逆効果だ。スポンサライズが決まった時にはもう脚本もできて撮影も始まっていて調整が効かなかったとか、KYORAKUがとにかくパチンコを何秒以上ずーっと一番目立つところで写せとか変な指示をしたとか、よく知らないがいろいろ大人の事情はあるのだろう。けれども、それに屈することは、作品の評価を決定的に下げる。要求したように見えるスポンサーの格も下げる。いいことは何もない。
作品自体は、まぁまぁである。モンスターと幽霊の関係は〜?とか、それってまんま一瀬系Jホラーのパクリじゃん、とかいいたいことは山とある。これは「仮面ライダー」なんだぞ、って。だけど、新型改造のモチーフはよかったと思うし、あぁいう形で哀しい犠牲者がでることも巧い設計だし、何よりアクションシーンと、炎をまとって現れるクライマックスシーンのV3は素晴らしかった。だからまぁいい。
KYORAKUと、東映のプロデューサは、評価を下げた。それだけだ。


今日は久しぶりに友人と意見交換を兼ねた飲みをしていた。盛り上がった最大のネタは、U-SENという会社のモーレツぶりだ。もっと調べてみたいが、U-SENは何でも自分でやるらしい。保養所も自分で作り*1、美味しい食堂が裏手にあれば買収して社食にし、当然、ケーブル*2も自分で引く、と。中でも、富士五湖の対岸の顧客から申込があったので営業マンが頭にケーブルの束を載せて泳いでケーブルを引いたとか、関西電力が電柱立てたら関電が電線引く前にU-SENのケーブルが勝手に引いてあったとか*3、それこそ嘘か真か世にも奇妙なお話のオンパレード。最高だぜ、U-SEN。
著作権だってそうだ。だいたい私権なのだから、いちいち最初に「やってもいいですよね」という「義務」はない*4。やってしまって、後で何とかするという方法もあるのだ。U-SENぐらいかな、そんな芸当が期待できるのは。まさに著作権法帝国に切り込んでいく忍者集団である。


そういうことを考えると、やはり、バイタリティが大事なんだな。心を強くして、すべきことは小さくても前進。





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*1:本当に社員が週末潰して手作りしたとか

*2:同軸ケーブルですが

*3:それで関電が「勝手に電柱にケーブル引くな」と文句を言ったら、「(使われたくないの)だったら、電柱を無くしてしまえ」と文句を言い返したという話とか

*4:もちろん義務はないが、後で裁判になって敗訴した場合支払う金額と、最初に納めればよい金額とを勘案して、やっぱ最初にやりましょうよってことになるのはよくある話。