水野晴夫さんこと山下奉文(大)さんが亡くなったことについて
私がゆうばりファンタスティック映画祭にお邪魔した時、特に心待ちにしていたイベントがシベ超祭りだった。
それまで、シベ超は一作だけ見に行ったことがある。友人に連れられて、シアターアプルで。
映画としては、ノーコメント。だが、閣下の映画に対する愛情だけは、ひしひしと伝わってきた。
閣下は日本のエドウッドである。
ただし、エド=ウッドよりは才能があり、エド=ウッドよりは社会的に成功者であるが。
その閣下が亡くなった。
私はその死を悼む。
しかし、彼が残したシベ超最終編はポンちゃんらの手によって映画になるらしい。
素晴らしいことだ。
ただ、一つ言えることは、
その最終編は他のシベ超より面白いかもしれないが、
他のシベ超より熱くはないだろう、ということだ。
それだけ、山下閣下*1の映画の、そしてシベ超への思いは熱い。
哀しいことがあったら、
明日はもう少し良くなるだろうと思って、
とりあえず今日を生きることだと思う。
哀しみに浸って無駄に時を過ごすことは、
逝った人々に対する冒涜ではないか。
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