どっこい、みんなのムービーが生きていた。

(元/現)経済産業省の役人なのに、経済産業省系の団体とか政府イベントとは意外に、っちゅーかほとんど疎遠な天秤なのだが、めずらしくDCAjのデジコン白書出版イベントに行ってきた。その際、DCAjの事業概要をつ〜らつ〜ら見ていると、「みんなのムービー」がまだ生きていた。っちゅうか、地域デジタル映像(映画)配信システムとやらにまでなっていた。これで利用実績が好調ならよいのだが。まぁそこまでは突っ込まなかったけど。
このシステムは、映画の非劇場上映のプラットフォームの一つ。上映機器レンタルと上映可能映像(映画)マッチングシステムのパッケージ。「フィルム」にこだわらない、デジタルでもいいやというならお手軽なシステム。
実は、これを「実験」として始めた時は、映画各社に駆け込まれたり、地元の興行主から怒鳴り込まれたらどうしようとかいって、結構大変だった。「鉛玉は、役所の敷地内でくらわないと労災おきないぞ」と、当時の総務課長さん*1おど激励されたり。
それでも、JCの皆さんやアップフロントエージェンシーモー娘。さんのご協力で実験は成功し*2、それを常設化するという長期実験に発展、いまではDCAjの自主事業になっている(はず)。
内心、すぐ潰れるかも、と思っていたのは事実です。でも、何とか生き延びているらしい。昔はぐれた子供が、さして聡明でもすくすくとでもないけど、とりあえず元気そうに生きている姿に出会ったような気がして、まぁ嬉しかったです。




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*1:その後、順調にご出世の様子。福田首相の秘書官やってたみたいで、テレビの端っこにたま〜に映ってたりしました。

*2:全体では、700万円の予算投下で、1億円のお金を動かすことができた。実証実験としてはまぁ胸を張れる成績だと思う。