3.課税の方法

 課税がリアル課税(リアルな人物にリアルな貨幣を出せとかかること)を意味するなら、まず、各アバターのリアルをどう探るのかが問題になる。メアドすら、厳密な意味では特定個人にバインドされているとは言い切れない(ステアドとか、いろいろあるよね)。金融資産について、各金融機関が保有者を厳密に確認しようとやっきになっているが、同じことをネット系サービスに求めるのは現実性がないとおもうのだが。
 そういう意味では、課税は多分バーチャル課税(バーチャルな人格=アバター単位で、その空間内の貨幣によって賦課すること)になると思うんだけど、そうなると、国家の財政が複数貨幣、しかもその多くがバーチャル貨幣になるんだろうか。でも、あくまでリアルな存在である政府としては、バーチャル貨幣では何にもできないから、バーチャル貨幣とリアル貨幣の融通をしなくてはならない。えー?政府がRMTやるんですかー(笑)*1。リアルマネーとの不換貨幣では話にならないからしょうがない、とはいえ(苦笑)

*1:セカンドライフではL$(リンデンダラー)という形でリアル通貨との融通が制度化されているから、政府が自分でRMTしないで、ここで換金してリアルマネーにすればよいことになる。よかったネ。