Yes!プリキュア5Go!Go!と「プリキュアの法則」の終焉

 Yes!プリキュア5Go!Go!がついに最終回を迎えた。
 あ、最初に言っておくが、この項はネタバレを含むので、注意して読んでいただきたい。

 そうそう、最終回を迎えた。
 正直言って、全体の構成が良かったとは思えない。前シリーズと違って幹部が一人また一人倒されていくくだりがはっきりしていないので、だらだら一般幹部編が続いてキュアローズガーデン編がずいぶんとすんずまった印象を受ける。オリジナル宇宙戦艦ヤマトを彷彿とさせるプロット*1な今回のGo!Go!の場合、謎の美女の素性やなぜ主人公を助けようとしたのかなど謎解きが重要な要素となる。最後になってドタドタ説明するのではなく、一つ、また一つとストーリーの中で謎を解いてみせるという演出が重要だろう。だから、残念。
 まぁそれはよい。そんなことはどうでもよい。
 だって、ナツこまが見られたのだから。
 正直言って、あきらめていた。ココのぞと違い、ナツこまは、本編ではほとんど触れられなかったから。たしかにナッツが獣態になるときの定位置はこまちのだっこだった。だが、それも初期のうちで、後半ではずいぶんいろんなキャラの前や横にいたような気がする。
 所詮、脇役である。主人公同士の定番カップル、ココのぞとは違う。しかも、こまちは2ndではなく、4番、5番の位置づけ。ナッツは男キャラNo.2。なんという釣り合いのとれない格の違い。おまけに、ココがのぞみ(達プリキュア)に「力を〜!」と助力できるのに対し、ナッツはこまちではなくてミルキィローズ=みるくに力を注ぐ役目。ひょっとしたら、最終回ではまた離ればなれになり、ナッツはみるくとくっついて王国を守り、ココだけのぞみとくっつくのかと、そんな絶望に近い覚悟さえしていた。
 それが、ナツこまである。ナツこまが画面にあわられたのである。
 パルミエ王国とこの世界との間は閉ざされることはなく、みんな自由に行き来できる未来。そこに、セリフこそないが、見よ、ナッツとこまちは共にある。ある時は王国で国民のために尽くし、ある時はこの世界で新作を推敲する。なんと麗しきナツこまよ。
 VIVA!こまち妃!*2
 ナツこまよ、永遠に!
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 ついでだが、フレッシュ・プリキュアで「プリキュアの法則」*3はついに破られた。SS同様、もしやあと4人の「準プリキュア」が登場するなら・・・と思わなくもないが、それを天秤が確認することはあるまい。「幸せ、ゲットだよ!」って、ポケモンかい!絵柄も好きな方ではない。
 「テレ朝キッズ枠2/3の法則」*4というのが天秤にはあるのでちょっと期待はするが、でもやっぱ少しあきらめモード(苦笑)。

*1:彼方の謎の美女が送ってくれた力を頼みに彼女のもとへ向かっていくというところ

*2:2chかなんかの書き込みに「おまえら結婚しちまえ〜」というのがあったが、同感である。ココのぞは結婚してもどこかでふらふらしていそうだが、ナツこまは結婚したらきちんと王様&王妃様をやっていると思う。この組み合わせはパルミエ王国としても悪い選択肢ではない。異種族の血が王族に入ってひょっとしたら世継ぎが生まれないかも、ということはあるが。だからといってミルクが王妃になるよりはまし。。。か?

*3:プリキュアの数は毎年一人ずつ増える、というH-Yamaguchi.netが天秤に教えてくれた法則。無印(2)→MH(3)→SS(4=2+2)→P5(5)→P555(6=5+1)というもので、フレッシュで7人になるかどうかが注目されていた。

*4:戦隊、ライダー、プリキュアの中で見続けるものが2作ある、逆に言うと見る気にもならないものがかならず1つある、というもの。2008はゴーオン、2007は電王、2006はSS、2005は響鬼、2004年は剣(ただし、最終回が神だったので、評価急転)、といった感じである。