2008-01-01から1年間の記事一覧
女性を殺して下水に流して、その痕跡が見つかったとかいう、ほとんど都市伝説、いや半ばオカルトというか、ゴルゴ13真っ青*1というような殺伐とした事件の隙間にこんなものを見つけるとそれだけでホッとするんだが、よくよく考えるとアホウな話である。 忘れ…
法律は道具なんだよな。問題はその目的と、規定が目的を実現するために適しているかどうかなんだよな。なんて意味深なことを考えていると肩がこる。難しいことはまた週明けくらいにしよう。そんなことを考えていると、ちょっとこんな記事が目に入った。
で、今日はブログまたはじめますよ〜ってな宣言が目的なのだが、なんといっても気になったのはダビ10延期というニュースである。 この件に関して、両陣営のどちらかを批判する気は僕にはない。それは僕のカラーではない。ただ一つだけ嘆息せざるを得ないのは…
そろそろ書き始める気になってきたので、ブログを再開しようと思ったりした。タイトルは、見ての通り、「天秤の館にて〜Thinking at the balance's manor〜」*1。 まぁ気になったことだけをつらつら書くのは今までと同じなので、気分転換のようなものだ。 ブ…
さて、関係事業者から金を集めて、合意ができているコンテンツには利用量に応じた分配をせよ、その代わり二次創作は開放しろ、というアイデアを根幹においたこの提案なのですが、ここにはいろいろなツッコミどころがあります。そこを予め解説しておこうと思…
明日と書いて週末と読むのがこのブログのすごいところですが、素直にゴメンなさい。 それで、アイデアを提案する者としてあまりすることではないのですが、本提案のある種の懺悔というか、どうせ突っ込まれるだろうところの事前解説をしたいと思います。
さて、昨日書いた結論について、なぜこういうことになったかを簡単に説明します。 本制度の目的意識は四点です。 第一点は、ネット上であれ、利用に応じた収益をコンテンツ製作者に配分する仕組みが要るということです。とはいえ、すでに“結論めいたこと#2”…
どうせシンポジウムで言っちゃったし、ということで、この結論のエッセンスというかアウトラインは「テレビ進化論」の最後の方でも触れました。ですから、積み上げ式での議論を読みたい方は、そっちを参照してください。このブログでは、面倒くさいので、結…
ブログ更新をさぼって約二ヶ月弱。何をやっていたかというと、本を書いてました。4月20日、「テレビ進化論」*1、講談社現代新書から発売です。 それはさておき、「結論めいたこと」は、昨年の11月ごろ、これまで言っていた「二階建て」をもう一度ゼロベ…
諸事あって、予定より遅れての第二回分アップです。歯を食いしばって前に行こうと思います。 さて、1ヶ月と半分ほど前の第一回は、経済学的合理性原則に基づいて議論を組み立てていった結果、権利法だけを整備し、その上の権利処理は当事者の合意に任せるこ…
大ニュースだから、早く反応しておきたいのです。 というのは、他でもない、マイクロソフトの米ヤフーへの買収提案です。これは、実に考えさせられるところが多い話です。 コンピュータの技術は強くレイヤー化されていて、レイヤー毎にプラットフォームが重…
長い間、ブログ更新をさぼっていました。某団体の研究会の報告書と、表題にもあるシンポジウムと、まぁ諸々被さって「そんなことやってる時間ねーよ!」状態になっていたせいなんですが、それも終わって、少しまた〜りと1日を過ごして、ふと気付くと、また…
はてなダイアリーはAM6時だかなんだかに日付が変わるようなので、まだ15日付け。でも、書いているのは16日未明。 アップルというコンテンツを堪能しているここ数日で、「祭りは始まる前が面白い」を実感していたのだが、今年は違った。今年は、祭り「も」面…
公言しているが、僕はアップルユーザーである。AppleII j-plus以来なので、実に四半世紀以上の*1。まぁ、アップルも相当変質しているから、同じ気持ちでアップルユーザーはしていないけど。 で、Mac World Expoでのジョブズのキーノートスピーチまであと2日…
コンテンツとコミュニケーションの間にある相互影響を理解するところから、コンテンツの理解は始まる。 コンテンツはコミュニケーションの後形質として生まれる、まさに疎外されたコミュニケーションである。コミュニケーションはコンテンツという刺激から生…
昨年はセカンドライフで明けて、電脳コイルで幕を閉じた、まさに「リアリティを問い直す年」であった*1。 セカンドライフには、一年間複雑な想いでお付き合いさせて頂いた。というのも、ブームになるほどのものでもなく、かといって可能性や面白さがないただ…
松下が北米でではあるが、YouTubeTVを出した。日本ではアクトビラの主導者だった松下が、米国ではGoogle/YouTubeにすり寄ったというのは、松下が結局どこまでいってもデバイスメーカでしかありえないことを物語っている。 デバイスメーカは、より大きなもの…
年末に/.が、09年より大手出版社がRFIDをマンガ単行本につけるという記事を報じているのを見ました。これは04年に経産省と出版業界が行った実証試験に端を発しており、それを横で見ていたものとしては感慨深いものがあります。 コンテンツの流通方法における…
あけおめデス。今年は、試しにいろんな人に出す年賀メールを止めてみました。どうでしょうかね。 昨年は、コミケで一年が終わりました。中にはこのブログを読んで来て頂いた方もいて*1、嬉しい限りです。 印象的なお客さんに、2001年段階の基本理論を手に取…