2008-01-01から1年間の記事一覧

星野監督という限界

目が点ということでは、北京オリンピックの野球日本代表を率いる星野監督の采配にも目が点になった。 日本チームは予選リーグ4位でギリギリ決勝トーナメント出場という、お世辞にも好調とは言えない成績だった。中でも気になっていたのが、リリーフの岩瀬で…

お前は越後屋か!

平成の世にも汚職や賄賂は無くならないが、まさか箱に金子を入れて差し出すことが21世紀になっても行われていたとは!贈賄云々ということより、そのやり方に思わず目が点。

北京五輪で小倉優子が配られたらしい

北京五輪で配布されたプレスキットの中の携帯ラジオ。五輪シールを剥がすと、そこにはなぜか小倉優子の写真が! はい、ここでAVILLAさん*1に天秤からお薦め。 ここは一つ、小倉優子に<北京オリンピック「裏」公式アイドル>*2という称号を名乗らせてはいか…

オーマイニュース全面リニューアル

オーマイニュースが看板を下ろすとか。まぁそうだろうな。 オーマイニュースには少し想い出があって、2006年の秋、スタートアップ時に天秤の研究室が主催になってオーマイニュースを考えるイベントをやったことがある。その際に、すでにブログが一般化し、ま…

小学館が再版・買い切り選択制度をやってみるらしい

最近、いろんな方々と国会図書館に月イチで集まって、本の未来をあーでもない、こーでもないと話し合う機会がある。いまだに出版とは縁が深い*1。 出版産業の改革に関する天秤の立場は、再販制に反対なのではなく、本をすべて再版取扱にしようという出版社の…

文化審議会の中心でコミケを叫ぶ

来週、文化審議会で、コミケにおける二次創作活動と著作権保護期間延長との関係について10分プレゼンをすることになって、その準備に追われている。 コミケとのつきあいはすでに四半世紀を超えているが、あの頃と今とではコミケは大きく変わっている。ゲリラ…

引用って怖いなぁ・・・

親しい人からメールでお知らせがあったので調べてみると、8/17付けの日経新聞で「テレビ進化論」の一部が引用されていた。「このままでいくと、2013年にはネットの広告費がテレビの広告費を追い越す」。ってあーた、その前後に「今の傾向をそのままのばせば…

やっぱりネット権はわからない。それよりも・・・

日経デジコアのオープンフォーラムに出てきた。テーマは「コンテンツ流通の新たな社会基盤整備へ向けて」ということで、著作権にかかわらず新しい「しくみ」を模索しようということだ。 この種のシンポジウムでは珍しく、西村あさひ法律事務所の岩倉弁護士(…

スター・ウォーズ クローン・ウォーズ

メディアミックスとか技術という点ではこの映画も要注意。 なんといっても、テレビゲーム由来のCG(ファイナルファンタジーとは違うよ!*1)でアニメとしてクローン大戦を描くという大技。これが本当に商業作品として成功するかどうか、これが見物である。 …

20世紀少年

いうまでもなく、この夏の邦画最大のビッグプロジェクト。 情報のリリースの仕方、情報の見せ方、どれをとってもメディアミックスの教科書のよう。見るところ、20世紀少年のコミックのファンをターゲットにした、絞った展開を考えているようである。 この作…

崖の上のポニョ

ポ〜ニョ ポ〜ニョ ポニョ さかなの子〜♪ ってわけで、とりあえずこの夏の主題歌商戦では間違いなく一位の作品である*1。息子も歌っているし、札幌では僕まで学生と絶叫した。 で、作品についてはいろんな人が書いているからノーコメント。 ただ、この作品で…

パコと魔法の絵本

この画像処理、見事なんですよね。「下妻物語」も撮った中島哲也さんの作品という風に見れば、なるほどということになる。だが、この色彩、「下妻」もそうだが、「チャーリーとチョコレート工場」とか、前述の「スピードレーサー」がどうしても思い出されて…

スピードレーサー

この作品は5月に台湾で見てしまったので、今さらではあるのだが、とにかくスタッフ(というかウォシャウスキー兄弟?)の原作への愛が溢れている作品だ。とにかく映像が印象的で、アニメの実写化の手法として一つの地平を開いた感もある。けれど、まぁ天秤…

今年は映画だぜ!

天秤の館には別棟に作品部があって、いろんな作品を見ている。夏と言えばライダー映画なのだが、響鬼や電王は見る気もしないので、毎年というわけではない。今年は、もちろんキバだから、見に行くわけなのだけれど、さらに今年は映画に見るべき作品が多い。 …

コスプレサミットの今後

世界コスプレサミット2008が開催された。思い出すのが2005年に愛知万博でやった時の回だが、って、名古屋日帰りで行ってたからなんだけど。まぁ今年も加藤夏希が小野寺五典外務副大臣を表敬したそうだ*1。なんだか、まぁ順調にご発展の由で、嬉しい限りだ。 …

赤塚不二夫先生逝去

赤塚不二夫先生がお亡くなりになられた。残念なことだ。 人が世を去るのは、胸が痛いことだ。近しい人であればもちろん、そうでなくても。

コミケまで間に合うか?

ビッグサイトでエスカレーター逆転。このニュースは様々なところで報じられたが、さすがにNHKはイベント名を言っていなかった。案の定、ワンフェスである。 ちらちらと2NNを見ると、「主催者が最悪だからあの事故起きた」という書き込みもあるようだが、もち…

天秤の館は福岡に臨時移転。

明日から九大で夏期集中講座の講師をやるので、今準備中。 リーダーシップってヤツはよく分からないが、何かの足しになればと思い、実際にあったことを喋ろうと思う。どうなることやら。

音楽か、音楽産業か(iSummit2008・裏バージョン)

イベントの醍醐味は夜にあり、それはiSummitも同じだろう。シンポジウム参加者が夜集まって、ウダウダといろんな話を1時過ぎまでやってました*1。 その中で気になったことがある。 僕は、ユーザにコンテンツの利用を、特に二次創作までを含めて原則開放しな…

iSummit2008(表バージョン)の話

iSummit2008に参加してきました。「自由文化と著作権政策」ということで、ブリッジング法制である二階建ての話をしてきたのだけど、そんなことは今日はどうでもよい。ものすごく印象に残っているのは、田村先生の「フェアユースとは、著作権制度の調整を、(…

LISMOは本当にiTunesより4倍音楽の価値を見出しているか?

KDDIの高橋常務が、iTunesの課金はLISMOの1/4だから、LISMOに比べて音楽の価値を1/4にしか評価していない、といって話題になっているそうだ。 スラドでは、これに対して、ユーザから「高いことを自慢するとは何事だ」「仲介者が金をより多く中抜きしているだ…

政府主導のイベント、企業主導のイベント、そして湧き上がるイベント

とりあえず忙しくても日に数十分のネット観察は欠かさないのだけど、そこで「アニメ・マンガの大型コンベンション 角川歴彦氏が国内開催を検討」という記事を見つけた。 角川氏は、コンテンツ産業の要人でありながら、様々な同人現象などにも理解が深く、同…

カンファレンスイベントにでることになったこと

さて、そんなことも踏まえて、来週7月22日、「テレビ進化論」を基にしたカンファレンスイベント「これからはじまる本当の“テレビ進化論”」に出ることになりました。お時間のある方は、是非足をお運び頂ければと思います。 .

ネット権のこと

いろんな原稿がたまると、天秤の館はパニックになり、ブログの更新が止まる。本当は今もブログの更新をしている場合ではないのだが、ここ数日、ネット権のことで自民党で動きがあり、そこから池田信夫先生や南方先生のトラバをいただいたので、ちょっと触れ…

祝・ダビ10合意

ダビ10問題が妥結したようだ。私的録音・録画補償金問題とは分離した形で。権利者関係の方々の大人の対応を賞賛したい*1。また、事態が進んだ影には調整に奔走された方々*2のご苦労があると思うが、それも賞賛に値する。 ダビ10がベストとは、僕も思わない。…

山梨県によれば、ハイジの村ではコスプレイベントはダメだが、ブライダルショーはOKらしいこと。

先日、山梨県でたった一つの苦情でコスプレイベントをやめた「ハイジの村」について触れた。それで、関連のお役所に対して山梨県に申し入れしろよ、と書いたのだが、他人に言うだけでもなんなので、自分で申し入れしてみた。長いが、その全文を載せてみる。=…

ネット権についてのいくつかの付言

MIAUのアンケート結果が消費者の勝手な言い分だという天秤の館は、同時に、「デジタル・コンテンツ法有識者フォーラム」(以下、フォーラム)が提案したネット権についても、メディア事業者の勝手な言い分だと断じておきたい。ネット権については様々な批判…

私的録音録画補償金の拡大を消費者は望んでいない。だから?

MIAUが実施していた私的録音録画補償金の拡張についてのアンケート結果が公開された。結果は、消費者は望んでいない。 そりゃそうだ。というのが第一の感想。 だから?というのが第二の感想だ。消費者は、音楽や映像についての一方的受益者である。だから、…

水野晴夫さんこと山下奉文(大)さんが亡くなったことについて

私がゆうばりファンタスティック映画祭にお邪魔した時、特に心待ちにしていたイベントがシベ超祭りだった。 それまで、シベ超は一作だけ見に行ったことがある。友人に連れられて、シアターアプルで。 映画としては、ノーコメント。だが、閣下の映画に対する…

秋葉原通り魔事件について

秋葉原にお世話になって四半世紀以上になる。その間に、安くて美味かった食堂付きの青物市場は更地になり、そして今や大きなビルが立った。家電から電子部品へ、パソコンへ、ソフトへ、そしてメイドへと商品も増えていった。でも、そこは、懐が広い秋葉原だ…