2007-01-01から1年間の記事一覧

忙中閑有。とにかく三題

いそがしー。あひー。何だかわからないのだが、やることに追われている。くー。 泣き言を言ってもしゃぁないわな。とにかく、三つ書く。 ひと〜つ 森=川内論争が面白いのだわ。何がって、すご〜く今風なアナクロで。 CNETのブログで坂本多聞さんが「著作権…

ものづくり大国、とは・・・

昨日、とある高校で、長い自己紹介をしていたです*1。その時、やはりそうか、と、確信したんですが・・・ 日本は先進国でありたくないんだな。 先進国であるということは、世界初のもの(商品でも、サービスでも、ビジネスモデルでも)を生み出し続けるとい…

wii勝利宣言か?

ここしばらく、ある業界人が言っていた「wiiがSTBのスタンダードになるかもね」という言葉が頭から離れない。 いうまでもないことだが、2006年に始まった次世代機戦争は、ゲームコンソールとしての覇権を争っているわけでは半分なくて、もう半分はテレビ向け…

知財戦略本部の踏ん張りに期待する

先日、授業のために資料を漁っていると、知財戦略推進本部の1/22日コンテンツ専門調査会企画WGに提出された慶応大学の国領先生のメモに出会った。その時僕がやっていた授業は「コンテンツとコミュニケーションのビジネスモデル相関」というやつで、如何に…

時代は繰り返す。技術の?いや、今度はビジネスの力で。

Yahoo!のPipesサービスが始まった。 確かに便利だし、なにより面白い。なんか、ターミナルでサーバに接続してcsh*1カチャカチャやって、viでしこしこ文書作ってたころを思い出す話だ。 web時代にも同じパラダイムで動くとは思わんかった。いやぁ、コンピュー…

Jobsを信じちゃいけないよ

アップルのジョブスが香ばしい発言をしてくれた。もちろん、iTunesとiPodのDRMについて述べたThoughts on Musicのことだ。 伝えられる個人的な言動は別にして*1、ジョブスは極めて公に対する言動は抑制的な人で、アップルのビジネスにきちんと即した発言をす…

大臣はたいへんだ

柳沢伯夫厚生労働大臣の発言が物議をかもしている。 かもしているのだが、どうにも不自然な点がある。それは、一連の報道が、前後の文脈を語ることなく、問題となっている言葉だけを報じている点だ。 当たり前のことだが、全ての言葉は文脈の中に位置づけら…

中国の方が書く論文について胸を痛めていること

大学教授なんて仕事をしていると、いろんな人の「論文」に出会う。最近、いろいろな国の人の論文を見ていると、国別にちょっと傾向があるように感じている。特に中国の方*1の「論文」なんだが、問題だなーと思うことが多い。 で、ちょっと胸を痛めているので…

香港のちょっと行き過ぎな人達

ちょっと前から昔の仲間がやってる事実上クローズド*1なBBSに参加している*2のだが、そこで、香港の同人誌即売会が参加者に作品のオリジナル証明として生原稿と印刷伝票の提出を要求しているというブログ記事に遭遇した。 げげげげ〜っ! アホちゃうか? 論…

電王、萎え萎え〜

電王のことを書くために更新する気はないんだが・・・ とにかく、萎え萎えである。 やっぱイマジンは巨大化したし。おまけに、デンライナーのイマジン攻撃ユニットが猿、犬、雉というのは爆笑を通り越して涙さえ誘った。 SFとしての破綻も厳しい。イマジンが…

電王、お前はどこに行く?

カブトが去って、電王が来た。 確かに桃電なんだが、当初情報に反してバイクに乗っている。なんだかやっつけだが、とりあえずライダーにはするということで、保守派に操を立ててるようだ。 だが、どうせデンライナーが外の敵に砲弾ガンガン打つようなことは…

仮面ライダーカブト、ついに最終回

我が家の日曜の朝といえば仮面ライダーカブトだったわけだが、それがついに終わった。実は平成ライダーを見始めたのは仮面ライダー龍騎あたりからで、全編をリアルタイムで見るのは仮面ライダー555からということになる。 555は、最終回だけを見るとや…

美術館に行こう!

国立新美術館の内覧会に行ってきました。 って、そんなキャラでもねーですけどね。お誘いいただいたので、これも何かのまちがいご縁だろうと。 文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」をやってたですよ。それ見たです。 実は、かつて、常設でマン…

祝!コミックGUMBO創刊

コミックGUMBO、というマンガ雑誌が発行された。 なんと、日本発の定期刊行無料マンガ雑誌である。 装丁、ボリュームはだいたい青年マンガ誌*1と同じ。 おまけに、ご丁寧に、グラビア付き! で、作家が意外によい。 おそらく目玉は江川達也の「BOCCHAN 坊ち…

今年のテレビ各局のお正月番組は「面白かった」

ちょっと遅ればせながらだが*1、今年のお正月のテレビは面白かった。いや、番組が面白かったというのではない。その編成が、地上波のテレビ放送というメディアの曲がり角を表しているようで、面白かったのだ。 まず、チープな作りの番組が相次いだ。お笑い芸…

お月さまほしい

中島みゆきのNewアルバムが出た。CDを買っても、すぐiTunesにリッピングして現物はお蔵になるので、最初からiTSで買ってみた。 タイトルは「ララバイSINGER」、中島みゆきらしくない小品集である。 TOKIOが歌った「宙船(そらふね)」。「見返り美人」以来の…

で、結局・・・

課税の方法は何とかなりそうだし、課税対象についても、資産課税でなければ大丈夫そうだ。 すると、問題は課税の正統性の問題に帰る。 ネット空間に、どういう正統性で課税対象を区画するのか。ここで、伝統的な課税観念に立った上でこれをサービスの国籍論…

3.課税の方法

課税がリアル課税(リアルな人物にリアルな貨幣を出せとかかること)を意味するなら、まず、各アバターのリアルをどう探るのかが問題になる。メアドすら、厳密な意味では特定個人にバインドされているとは言い切れない(ステアドとか、いろいろあるよね)。…

2.課税対象の確定

「財産」という言葉は、動産・不動産を問わず物的資産を原点として、債権や知的財産に拡張されてきた。それは貨幣が生まれる疎外メカニズム*1の外延にたち、貨幣と可換なものを広く「財産」と考えるようになったといってもよいだろう。 確かにネット上に構築…

1.課税の正統性

課税は、少なくとも、国家の領域支配の効果として認められることには疑いがない*1。すると、ネット空間のどこに国家が支配する領域性を認めるかというところでまず大議論になる。 URLのカントリーコード?サーバの物理的存在地?サービスの提供企業の所在地…

ご冗談でしょう、ダン・ミラーさん

フジサンケイビジネスアイは、滝川麻衣子記者の署名入りで、アメリカ議会がセカンドライフを具体的イメージとしてネット上の「経済活動」に課税する方針を打ち出したと報じている。ツッコミどころ満載のネタであり、僕のお気に入りであるスラド流に言えば、…

著作権利用料定額制の論理的矛盾の解決にJASRACの男気を期待する

YOMIURI ONLINEが伝えるところでは、JASRACが定額配信業者対象の「著作権使用料定額制」を導入するということである。 以前、Napstarについて書いたのだが、正直言って、これには困惑する。というのも、あくまでJASRACは作詞、作曲についての著作者から委託…

中央省庁はもうWordやExcelを買わない?

スラドが伝えるところでは、12/31にNHKが、中央省庁は互換性を重視する観点から、コンピューターソフトの調達対象より「ワード」や「エクセル」などを外すという報道をしたとある。 私が在籍していた経済産業省はオープンソースを推進してきたのだが、対MSと…

謹賀新年

謹んで新年のお慶びを申し上げます 年が明け、2007年が始まった。 今年は、自分の立ち位置をはっきりさせたいと考えている。自分ではバランス感を発揮したいと思ってきたつもりだが、それが現実的事情に対する弱腰になってしまったと感じる点が、昨年いくつ…